薄毛と喫煙は関係があるのか? タバコが髪に与える影響と仕組みを解説!
喫煙と薄毛って関係あるの?
「タバコは百害あって一利なし」なんて言われるほど、身体に悪い影響を与えています。
「喫煙によって薄毛が進行する」ということも聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?
しかし、一方で「タバコ 薄毛」と検索すると、「関係ない」という意見もたくさん見られます。正直、どれを信じていいか分からないですよね。
結論から申しますと、「喫煙」と「薄毛」は関係しています。
直接的な原因になっているかは、その人次第なところがありますが、タバコが薄毛に関与している可能性が高いということは知っておきましょう。
ただ、「タバコが薄毛に関係している」と分かっていても、すぐにはやめられませんよね。依存性があるので、喫煙者の方の中にはタバコがないと「落ち着かない」「イライラする」という人も多いと思います。薄毛を本当に改善したい人は、「薄毛」と「タバコ」を自分の中で天秤にかけて、どちらを優先すべきか考えるようにしてください。
では、タバコはどのようなプロセスを経て、毛髪に影響を与えているのでしょうか?
まずは、その原因を知っていきましょう。
原因① 血の巡りが悪くなる
→ 頭皮に栄養がいかない → 髪の毛の量・質の低下に繋がる → 薄毛
薄毛における最大の原因と言っても良いでしょう。タバコを吸うと、ニコチンによって血管が収縮するというのは聞いた事があるのではないでしょうか。血管が収縮すると、血流が悪くなります。すると、頭皮にうまく栄養が行き渡らなくなり、「髪が細くなる」「髪の毛が生えてこない」などの状態になってしまうのです。薄毛を内側から改善するためには、必要な栄養分をしっかり届けることが大切になります。
そのためには、「有効成分を補給すること」。
そして、「栄養を届けるルートを確保すること」がポイントです。
タバコを吸うことは、「栄養のルート確保」とは真逆のことをやっているということを知っておきましょう。
原因② 活性酸素を増加させる
→ 細胞が酸化 → 身体が老化する → 薄毛
活性酸素という言葉を聞いた事があるでしょうか?活性酸素とは、「強力な酸化能力を持った酸素」のことです。実はこの「活性酸素」、普段はウイルスや細菌をやっつけてくれている良いやつなのですが、増えすぎると「体全体の老化の原因」、そして「薄毛の原因」になってしまいます。
鉄が酸化して錆びるように、身体の細胞が錆びてしまうのです。身体の老化は、薄毛の要因になる「代謝の低下」などに繋がります。タバコを吸うと、活性酸素を増やし、抗酸化物質を減少させることが分かっています。”身体を酸化させる”タバコは、薄毛の原因になりうるのです。
原因③ 「ジヒドロテストステロン(DHT)」の増加
AGAの原因として挙げられるのが「ジヒドロテストステロン(DHT)」という物質です。この物質が増加すると、髪がうまく育たず、本来のサイクルより早く抜け落ちてしまいます。タバコを吸う人は、この抜け毛原因物質が増加しやすい傾向にあることが報告されています。「タバコを吸う=ジヒドロテストステロン(DHT)の増加」とは一概には言えませんが、リスクは高くなることは知っておきましょう。
禁煙の動機に”薄毛改善”を利用しよう
喫煙することで考えられる薄毛の原因はその他…
・喫煙者がタバコを吸えない時にストレスが溜まりやすい
・肝臓への負担増で栄養代謝が下がる
など、様々な薄毛要因が考えられます。どれか一つが原因になっているというより、総合的に髪の毛に悪い影響を与えていると考えた方が良いと思います。
ただ、身体に悪いことは分かっていても、一度習慣になってしまうと中々止められないのがタバコの怖いところです。正直、何か動機やきっかけがないと止められないと思います。その動機として”薄毛改善”を利用してみてはいかがでしょうか?タバコを止めれば、お金の節約にもつながります。その分をAGAの治療費に充てることもできて、一石二鳥ですよね。かっこよくなった自分の姿を想像して禁煙を頑張りましょう。