AGA治療をしているのに治らない・・・!効果が薄い原因・ケースをご紹介
一大決心をして薄毛治療に臨んだのに、効果が得られないと感じている方はいませんか?
AGA治療で薄毛が100%改善されるわけではないということは、様々な情報から知っていても期待しますよね。
AGA治療を行って、効果があるケースと効果が薄いケースにはどのような違いがあるのでしょうか。
ここでは効果が得られにくいケースをご紹介致します。
AGAとは?
そもそもAGAとはどのようなものなのでしょうか。
男性の薄毛には種類があり、AGAは男性型脱毛症と言われる進行性の薄毛症状で、主に30代~50代の男性に多く見られます。
原因はDHT(ジヒドロテストステロン)と言う男性ホルモンがヘアサイクルを狂わせることが原因で起こります。
AGAの検査には2種類あり、医師による頭皮の視診と採血による遺伝子検査です。
頭皮の視診では髪の毛の太さや密度、毛穴の状態などをチェックしていきます。
遺伝子検査ではAGAのなりやすさがわかります。
検査の方法はクリニックにより違いますし、必ずしも遺伝子検査が必要ではありません。
AGA治療は完治しない?
結論から言うとAGA治療は完治しません。
というのも髪は年齢と共に細く弱くなっていくものなので、10代の頃のふさふさの状態まで治すことはできないのです。
「じゃあAGA治療を受けても無駄なの?」と思うかもしれませんがそういうわけではありません。AGA治療を受けることによって症状の進行を遅らせたり、状態を改善することができるので効果はあります。
放置しても改善することは無いので、どんどんハゲが進行してしまいます。
そのため少しでも薄毛になってきていると感じている人は、すぐにクリニックで診てもらうことで適切な治療をうけられ、以前のように強く丈夫な髪が生えてきます。
完全には治らなても進行を送らせたり、なるべく治すことは十分可能です。
クリニックによっては診察前に無料カウンセリングを行っているところもあるので、「薄毛かな?」と気になる方はすぐにお近くのAGAクリニックに足を運んでみてくださいね。
AGA治療の種類
AGAの治療は原因となる男性ホルモンのDHTを増やさないようにし、ヘアサイクルを正常化させます。
そして発毛を促し、元気で健康に髪が育つようにします。
AGA治療の方法は1つではなく、いくつかの方法があり、進行度によりどの治療の有効度に違いがあります。
1.内服薬
DHTは同じく男性ホルモンのテストステロンと還元酵素の5αリダクターゼが反応して作られるため、
テストステロンと5αリダクターゼが結びつかないようにブロックしなければいけません。
この作用をしてくれるのが内服薬のフィナステリドです。
発毛と育毛を促してくれるのは、ミノキシジルです。
血管を拡張する作用があるため、頭皮の血流を良くし発毛と育毛に効果を発揮します。
2.育毛メソセラピー
育毛メソセラピーを行うことで、毛髪の健康は保たれますが、根本的な治療をするにはフィナステリドの服用は必須になります。
育毛に必要な栄養素を注射で直接頭皮に注入します。
薬液の中にはミノキシジルを含んでいるものもあります。
3.HARG療法
発毛に必要な成長因子を頭皮に直接注入する方法です。
これは効果の実感が早く、治療費が高いですが人気の治療方法になっています。
育毛メソセラピーとの違いは、成長因子が薬液に含まれているかどうかということと、HARG療法は認可を受けたクリニックでしかできない点です。
AGA治療をしても効果がないケース
AGA治療はいくつかの治療法を合わせて行うこともあり、研究も進み効果が得られる方増えてきました。
ですが中には効果が得られないと感じている方がいるのも確かで、その原因を3つご紹介します。
1.ヘアサイクルが終わっている
ヘアサイクルが終わると毛根の役目も終わり、何をしても発毛しなくなります。
ヘアサイクルの周期は2~6年で、一生で40~60回繰り返します。
AGAになるとひとサイクルの間隔が数カ月から1年と短くなるため、健康な状態と比べて早くヘアサイクルが終わってしまいます。
ヘアサイクルが短いと脱毛が増え、毛髪がもの凄い早さで失われていきます。
AGA治療は早くに始める方が良いと言われていますが、理由はこのヘアサイクルの周期に大きく関係があるのです。
2.そもそもAGAではない
薄毛治療は原因によって治療方法や効果のある治療が変わります。
AGAだと思って治療をしていても、加齢に伴う毛母細胞の活性化が低下している場合は、どんなに治療をしても毛髪の成長は促されません。
髪の成長には毛母細胞が正常に細胞分裂することが必要です。年齢を重ねるにつれ毛母細胞の働きは鈍くなりますので、薄毛が加齢によるものなのか、AGAが原因なのかを見極める必要があります。
自己判断しないで、専門機関で検査することが大切です。
3.発毛・育毛に必要は栄養が足りていない
ヘアサイクルを正常がしたり毛母細胞を活性化したとしても、発毛した毛髪が元気に育ってくれなければ、脱毛を繰り返してしまいます。
毛髪は体の一部ですから栄養が大切です。
AGA治療では体に必要なビタミンやミネラルを含んだサプリメントを処方されることも多いのですが、食事から栄養を取ることも忘れないようにしましょう。
バランスの良い栄養は頭皮を健康にしてくれます。どんなに良い種である発毛因子や成長因子を注射しても、畑の頭皮の状態が悪ければ種から芽が出ることはありません。
治療をしても効果が薄いと感じた時は食生活の見直しをしてみてください。
AGAが起こる原因
AGAが起こる原因は遺伝によるものが強いとされています。
男性ホルモンの一種であるジヒドロテストステロンが毛乳頭にある男性ホルモンレセプターと結合することで、脱毛因子を増やしてしまいます。
脱毛因子が増えると毛母細胞が委縮され、髪の成長を阻害して抜け毛や薄毛を促進します。
このジヒドロテストステロンは遺伝で引き継がれる可能性が高いため、この体質によってAGAになりやすくなるのです。
「AGAになる原因が遺伝によるものなら対策のしようがない」と思われるかもしれませんが対策方法はあります。これからAGA対策について説明していきます。
AGA対策
AGA対策は発症する前の方が好ましいですが、発症してからでも進行を遅らせるなどの効果が期待できます。
簡単に言うと、生活習慣を整えることが薄毛対策につながります。健康に良いことは髪にもいいとされているので、バランスの取れた食生活、睡眠時間の確保、日常的な運動などを心がけましょう。
バランスの取れた食生活
人の身体や髪は食べ物から作られます。髪の成長に必要な栄養素を摂取しないと発毛や育毛に必要な栄養素が足りなくなり、細く弱い髪が育つようになります。このように不健康な状態が続くとAGAの進行を促進することにもなるので注意してください。
ビタミン、ミネラル、タンパク質は髪を作る要素であったり、髪の成長を助ける役割があるので積極的に取り入れましょう。食事からこれらの栄養素を取り入れるのが困難な方はサプリメントから摂取することもおすすめです。お値段は少しかかりますが、手っ取り早く大事な栄養素を取り入れられるので試してみてはいかがでしょうか。
睡眠時間の確保
睡眠不足が続くとホルモンが乱れAGAの原因になります。
人間は深い睡眠状態にあるときに成長ホルモンが分泌されて、髪を成長させてくれます。しかし睡眠が減少したり、睡眠のリズムが乱れると成長ホルモンは十分に分泌されません。
そのため十分な睡眠時間を確保することは薄毛対策にもつながります。
また22時~2時までの時間はゴールデンタイムと呼ばれていて、この時間帯に質の良い睡眠をとることで大量の成長ホルモンが分泌されます。
日常的な運動
日常的に適度な有酸素運動を取り入れることが薄毛対策になります。
運動不足になると、血流の流れが悪くなり代謝が低下し頭皮環境が悪化します。すると頭皮まで十分な栄養が届かなくなり、細く弱い髪になってしまうのです。
散歩やストレッチなどの軽い有酸素運動にはストレスを解消させる効果もあるので、運動不足を感じている方は日常の習慣に取り入れてみましょう。
まとめ
AGAはDHTという男性ホルモンが関わっているタイプの男性型脱毛症です。
治療にはDHTが増えないようにしなければなりません。
これは他の薄毛との決定的な違いのため、AGA以外の薄毛には効果は薄くなります。
薄毛の原因にあった治療をしなければ症状の改善は期待できませんので、自分の薄毛の原因を知るようにしましょう。
近年、AGAに有効な治療方法が開発されていますので、諦めずにトライしてみましょう。