AGA治療薬のジェネリック医薬品とは!?
ミノキシジルやプロペシアに代表されるAGA治療薬は長期間の服用が必要不可欠です。しかし、期間が長くなれば当然、コストも高くなります。中には治療費コストを理由にAGA治療を断念する人も。
ジェネリック医薬品は、従来の医薬品と同様の効果を得られながらも低価格で購入できるのが魅力です。そこで今回はAGA治療薬におけるジェネリック医薬品をご紹介します。
ジェネリック医薬品って何!?
ジェネリック医薬品とは後発医薬品のことです。新薬の特許期間が満了し、他社が厚生労働省による承認を受けた上で製造・販売しています。
ジェネリックの最大の特徴は、従来の先発医薬品と同等の効果がありながらも低価格に設定されていることです。これは、ジェネリック医薬品が新薬を作るよりも大幅に開発費を削減できるために実現ができることです。
AGA治療薬のジェネリックってどんなものがあるの?
AGA治療薬において、どのようなジェネリック医薬品があるのでしょうか。
脱毛防止薬としてAGA治療において広く使用されているプロペシアのジェネリック医薬品には「ファイザー」、「フィンペシア」「フィナロ」があります。
ファイザーは2015年に厚生労働省に正式に認可された正規なジェネリック医薬品です。一方で「フィンペシア」「フィナロ」は正規のジェネリック医薬品ではありません。
また、ミノキシジルを有効成分にもつロゲインのジェネリック医薬品に「カークランド」があります
先発医薬品とジェネリック医薬品とでは効果は一緒!?
ジェネリック医薬品は基本、薬剤成分の種類・量が先発医薬品と一緒です。なので、効果は「同等」と考えて大丈夫です。
薬剤成分が同じなのに効果が同じではなく「同等」なのかと言うと、各製薬会社により薬の製法が異なるため、同じ薬剤成分でも微妙に出来上がりが異なってしまうためです。
しかも、ジェネリック医薬品は効果の臨床実験を行っていなかったり、データが乏しかったりして厳密に効果が同じだと裏付けられていないこともあります。
とはいえ、国から認可を受けているジェネリック医薬品に関しては、有効成分、効き目、品質ともに検査をクリアしているものなので、安心して使用できます。
◆先発医薬品とジェネリック医薬品の違うところ
先発医薬品とジェネリック医薬品において、有効成分の種類・量、用法・用量、効果・効能は同一でなければいけません。
しかし、薬の形や色、味については各社でオリジナルティを出しても構いません。なので、先発医薬品が飲みにくい、味が合わないという時は、ジェネリック医薬品を試してみるのも1つの手です。
ジェネリック医薬品にまつわる副作用は?
ジェネリック医薬品にも先発医薬品と同様に服用による副作用発生のリスクがあります。ジェネリック医薬品の服用によって発生する副作用の内容は、薬剤成分が同じなので基本的に先発医薬品と同じです。
ただし、製造する会社によっては副作用発生頻度実験を行っていない場合もあります。リスクについてはやや曖昧なものもあります。
ジェネリック医薬品の購入方法は?
AGA治療薬のジェネリック医薬品の購入方法は製品により異なります。
・医師による処方
・個人輸入
基本的には、この2パターンになります。
AGA治療薬は医療用医薬品に分類されるものが多いので、基本的に医師による処方で貰うのが一般的です。医師と相談の上、取り扱いがあれば低価格のジェネリックAGA治療薬を使いたい旨を伝えましょう。
◆個人輸入はおすすめできない
ジェネリック医薬品を購入するもう一つの方法に個人輸入があります。個人輸入では、外国に出回っているAGAジェネリック医薬品をネット通販で購入する方法です。医師の診断を受けずに済むので、単純に薬剤代だけで安く購入できるのがメリットです。しかし、個人輸入した医薬品の中には偽物が混ざっているコピー品のリスクがあるのでおすすめできません。
また、個人の判断での使用は、あなたの症状に適しているのかわからないので、無駄金を払っている可能性もあります。
ジェネリック医薬品の価格は?先発医薬品との比較一覧
先発医薬品プロペシアのジェネリック医薬品であるファイザーとフィンペシアで、どのくらい価格を抑えられるのかをまとめてみました。
プロペシアと比べ、ファイザーの服用で年間1万円近くコストダウンすることができます。フィンペシアに至ってはプロペシアの10分の1程度の価格で購入できます。しかし、フィンペシアは正規のジェネリック医薬品ではないので、日本で購入することはできません。どうしてもフィンペシアを使用したい場合は個人輸入をすることになります。
AGAジェネリック医薬品を使いたいならAGA専門クリニックへ
AGAジェネリック医薬品の最大の特徴は先発医療薬品と同じ効果を得られながらも、財布に優しい点です。また、味や飲みやすさにおいても工夫がされています。良いことだらけのジェネリック医薬品を使わない手はありません。
ただし、ジェネリック医薬品もまた薬であることには変わりがありません。必ず医師による診断・処方を受け、正しい用量・用量を守って、薄毛の改善を目指していきましょう。