薄毛治療って何をするの?最新の薄毛治療の種類と効果とは?【2019年最新版】
薄毛に関する研究は加速的に進んでおり、今は治療し改善できる時代です。
治療方法も種類があり、今まで諦めていた方も十分効果が得られるようになってきました。
治療の選択肢が増えると、改善の可能性も広がりますが、自分にはどの治療が合うのか、近くの病院で受けられるのか、費用はどのくらい必要なのか、治療に関する不安や疑問もありますよね。
ここでは薄毛治療の代表的な治療についてご紹介していますので、病院選びや治療選択の参考にしてください。
投薬治療
特徴
薄毛治療のベースとなっているのは飲み薬や塗り薬による治療で、どの病院でも受けることができます。
他の治療方法もありますが、どの治療を受けたとしても投薬はセットになっている病院が多いですね。
主に使われる薬は次の3種類があります。
フィナステリド
AGAの原因となるDHT(ジヒドロテストステロン)を作らせないようにし、ヘアサイクルを整える作用があります。
ヘアサイクルが乱れることによる抜け毛を防止します。
薄毛治療が始まった当初から使われている薬で、薄毛治療をしている病院であれば、ほぼどこでも処方してもらえます。
デュタステリド
2015年に認可された新しい治療薬で、フィナステリドと同じようにDHT(ジヒドロテストステロン)の増殖を阻止し、ヘアサイクルの正常化を促す作用がありますが、フィナステリドよりも効果は強力です。
従来、改善の効果が薄かった、頭の横の部分にも効果が期待できる薬です。
ミノキシジル
飲み薬だけではなく塗り薬としても使われる薬で、血管拡張作用があり頭皮への血流を促し、毛根に十分栄養を届ける作用があります。
毛母細胞を活性化させるため、発毛効果が期待できます。
治療期間
最低でも3ヶ月は使い続ける必要があり、6ヶ月くらいから効果を実感する人が増えてきます。
服用を止めると効果が薄れてきますので、医師と相談をしながら止める時期を相談して決めることになります。
料金
ひと月1万円くらいから
始めることができます。
複数の薬を併用しても3万円まではかかりませんので、最初の治療としては入りやすい治療方法です。
育毛メソセラピー
特徴
発毛と育毛に必要なアミノ酸、ビタミン、たんぱく質などを頭皮に直接注入する治療法です。
注入する成分は病院によって異なります。
多くの病院で受けることができますが、使われる注入液、回数などの違いがあり
料金も安価なコースから高価なコースまで様々です。
注入方法
注入方法も注射を使う方法、針の付いたローラーを使う方法、針を使わない方法などがあり、こちらも病院によって違いがあります。
治療期間
月に1~4回の注入で半年くらいです。
料金
3万円~40万円
注入の回数や使う薬液により費用が変わりますが、往々にして他の治療よりも高くなる事が多いです。
HARG療法
特徴
育毛メソセラピーと同様に発毛と育毛の有効成分を直接頭皮に注入する方法ですが、注入液の成分の量と数が違います。
HARG療法には幹細胞から抽出したタンパク成分が含まれている“HARGカクテル”という薬液を使っているのが特徴です。
HARG療法は認可が下りた病院でしか治療が許されておらず、お住まいの地域では治療が受けられない場合があります。
注入方法
注射器で注入する方法、針を使わずエレクトロポレーションという電気で細胞膜に小さな穴を開け注入する方法、レーザーを使って浸透させる方法があります。
注入方法は病院により違いがありますので、事前に調べて置くと良いですね。
治療期間
治療期間は月に1~2回の注入で、半年間継続が効果出現の目安です。
料金
8万円~120万円
治療の範囲と回数などにより変わります。
自毛植毛
特徴
毛根がなくなってしまった場合はどんなに薬を服用しても、薬液を注入しても発毛は望めません。
その場合に有効なのは自毛植毛です。
自分の毛髪を毛根ごと薄くなった部分に移植する方法で、手術が必要になります。
自分の髪を使うので、体の拒絶反応がありませんし仕上がりが自然です。
日本皮膚科学会でも自毛植毛は推奨されている治療法ですから安心ですね。
どの病院でも行われている治療方法ではありませんので、希望される場合は植毛をしている病院を探す必要があります。
治療期間
1回の手術で治療は終わりますので、長く通院する必要はありません。
ただし、植毛したからと言ってすぐにフサフサになるというのではなく、周りの毛髪に馴染むには植毛後1年は必要になります。
料金
「基本料金+1グラフト料金」が料金の目安です。
基本料金は20万円くらいのところが多いですね。
1グラフトとは、植毛する毛穴1つのことを言い、1グラフトの料金は1,000円~2,000円になり、毛穴いくつ分の植毛が必要かにより、料金は変わりますので広い範囲で植毛をすると当然料金は高くなります。
LED照射
特徴
投薬治療や注入などメインとなる薄毛治療の治療効果を高める治療。メインとなる治療の補助的役割がある治療法です。
低出力レーザーを頭皮に照射して発毛を促進させる効果が期待できます。
治療期間
投薬治療や注入治療と同時にやるケースが多いので、それらの治療期間と同じになります。
回数は週に1回が標準。
料金
クリニックによっても異なりますが、1回1500円~5000円ほど。
ヘアフィラー
特徴
最新の注入治療の1つで、前述したメソセラピーに使われる成長因子よりも純度の高い「ペプチド化合物」を使います。
トリプルペプチドをヒアルロン酸と共に頭皮に注射することで、毛髪再生効果を得られます。男女ともに使用可能で中には2回ほどで効果を実感したケースも。
頭皮に注射する治療法としてはHARG療法が一般的ですが、ヘアフィラーの方がリーズナブルな価格で受けられること多いです。
治療期間
治療終了までは2ヶ月~半年かかります。
まずは2週間おきに注射を行い合計4回することがします。
その後は半年~1年に1度注射をするなど、毛髪のじょうたいを見ながら調節することができます。
すぐにでも治療の効果を実感したい人におすすめな療法。
料金
施術が終了するまでに20万~60万円ほど。
数回で終われば10万円以下で済むこともあるでしょう。
PRP毛髪療法
特徴
注入治療の1つで薬剤ではなく、自分の血液から採取した成長因子を使うのが特徴。
薬剤を使うのに比べると格段に副作用のリスクが低くなっています。
このPRP療法は毛髪以外にも様々な場面で使われるようになってきています。
安全性はかなり高いですが、治療の効果は感じる人もいればなかなか感じない人がいるのも事実です。
しかし数年前に比べると技術は格段に上がってきていて、継続的に治療を行えば発毛効果が期待できるでしょう。
治療期間
施術回数は2~6回ほどで治療終了までの期間は数か月~1年ほど。
料金
施術が終了するまでに20万~40万円かかります。
薄毛治療の選び方
現在でも薄毛治療は投薬治療が一般的ですが、注入治療を始めとする様々な治療法が増えてきています。
しかしこれだけ治療法が多いと何の治療が自分に合っているのかわからなくなりますよね。
「AGA治療を受けたいけど、どんな治療を受けるか悩んでいる」このような方は以下の4つのポイントを押さえておきましょう。
- 治療にかけられる費用
- 治療期間
- 通いやすい場所か
- 持病や体質
これらのポイントを抑えて治療法を選ぶことをおすすめします。
またAGA専門クリニックでは無料カウンセリングを行っているところも多いので、薄毛や治療に関して悩みがある方は1度足を運んでみてはいかがでしょうか。
まとめ
薄毛治療と言っても、飲み薬、塗り薬、薬液注入、植毛と種類があります。
どの治療が良いのかは薄毛の原因と範囲、進行度により変わります。
自分では判断しにくいと思いますので、医師と相談しながら決めるのが良いですね。治療は高額になるものもありますので、続けられる治療を選ぶことも大切です。