男性なら気になる、薄毛を誘発する原因 薄毛になる人、ならない人
薄毛の原因とは?
抜け毛の量が増えてきて、薄毛が気になってきた人。
症状の進行を食い止めるには、まず原因の究明をしなくてはいけません。
増毛を促す薬を飲む、毛髪に良いとされる食べ物を食べるなど、そういうプラスαの対処法をしていくことも大事ですが、まずは原因となっている事柄を排除していくことから始めていきましょう
では、薄毛になる原因には何があるのでしょうか。
薄毛の原因になりうる6つの要素を知っていきましょう。
その1 遺伝
「いきなりどうしようもないこと言わないでほしい」と思うかもしれませんが、これを知っておくことはかなり大切です。なぜなら、髪の毛は薄くなってから増やすよりも、薄くなる前に食い止める方が簡単だからです。
一般的には、両親や祖父母に髪の薄い人がいいたら、薄くなる可能性は高くなると言われています。薄毛を進行させる「ジヒドロテストステロン」という成分があります。これの影響を受けると、髪の毛が抜けやすくなるのですが、この感度には個人差があります。「鼻が高い」「目が二重」というのと一緒で、「ジヒドロテストステロンに反応しやすい」という特徴があると思っておいてください。
そして、この特徴を決定する遺伝子は、母型の遺伝で決まると言われています。ですから、母型の祖父母、親戚に薄毛の人がいたら、禿げる可能性が高いということです。
その他の遺伝と同じで、これは受け継ぐ場合もあれば、受け継がない場合もあります。自分がその遺伝子を持っているのかどうかは、検査でチェックすることもできるので、早めに予防するためにも、知っておくといいかもしれません。
その2 不規則な生活、睡眠不足
仕事や学業の事情で、不規則な生活や睡眠不足になっている人、案外多いと思います。特に現代人が陥りやすい傾向にあります。みなさんもご存知の通り、人間は寝ている間に成長します。そして、髪の毛も夜間の睡眠時間に成長していきます。それには、髪の毛の成長を促す成長ホルモンが関係しています。成長ホルモンはゴールデンタイムと呼ばれる22時~翌2時までの時間に一番分泌しています。ですから、この時間に睡眠が取れていない人は髪の毛が成長する絶好の機会を逃していることになります。また、不規則な生活により、自律神経が乱れると、頭皮の血行が悪くなり、栄養が髪の毛に行き渡りにくくなります。
その3 ストレス
ストレスは、もはや現代人の体の調子と切っても切れない間柄になってきました。蓄積された心身疲労が様々な形で身体の不調となって現れてくるのです。
過度なストレスは血管が収縮を招き、血流が悪くなります。それにより、細胞に栄養が行き渡るのを阻害し、結果的に抜け毛を招くと考えられています。
また、ストレスによってホルモンバランスが崩れることも要因の一つです。
その4 飲酒・喫煙
適量なアルコールは血行を促進させ、睡眠を促す効果が期待できます。しかし、限度を超えた量を飲酒すると、その逆のことが起きます。血管が収縮し、眠りが浅くなってしまうのです。また、アルコールは肝臓で分解されると、アセトアルデヒドという物質を生み出します。この物質は脱毛の原因である「ジヒドロテストステロン」を増加させる効果があります。
喫煙も飲酒同様、血管の収縮を招くので、血行が悪くなり、薄毛の原因となります。
その5 食生活の乱れ
偏った食事は、薄毛の原因になります。髪の健康を保つような栄養素をしっかりと摂っていくことが大切です。たんぱく質やビタミン、亜鉛などが髪の毛に良いとされる代表的な栄養素です。
また、抜け毛には皮脂の分泌量が大きく関わってきます。頭皮の毛穴から分泌される皮脂の量が多いと、抜け毛が多くなり、髪の毛が生えにくくなります。脂質が多い食事ばかり摂っていると、分泌される皮脂は増加します。
その6 間違った頭皮ケア
髪の毛は、全く洗わないのも洗い過ぎるのもよくありません。頭皮ケアを意識するあまり、1日に何度もシャンプーをする人がいるのですが、この行為は本来必要な皮脂まで取り除いてしまうので、結果的に皮脂の大量分泌を招いてしまいます。また、血行を促進するためにブラシなどで頭皮を何度も叩く、力を込めてマッサージする、というようなやり過ぎな頭皮ケアも薄毛の原因になります。
まとめ
今回紹介した薄毛の要因で自身に当てはまるものはあったでしょうか?
現在考えられている薄毛の原因は主にこの6つです。他にも紫外線や冷え性、単純に加齢によるものもあるでしょう。原因は一つとは限らず、様々な因子が絡まり合って、一つの大きなの原因となっています。髪を育てる前に、まずは髪の毛が育つ環境を作る、ということを心がけましょう。
普段の自分の生活を振り返って、何個も当てはまる人は、それを改善することから始めてみてください。